●日帰り粉瘤手術
粉瘤は皮膚内部に更に皮膚様の被膜が袋状にできてしまい、そこに垢(角質)が貯留するできもので、専門的には表皮嚢腫と言います。
ホクロ以外では最も外来でよく見かける良性のできものです。良性ですので手術するかどうかは本人の判断になりますが、大きくなったり、圧迫により袋が破け痛みの強い炎症を伴います。また中身が排出されない限り内部に垢が貯留して大きくなり続けます。以上の理由で摘出を推奨しております。
悪性ではない粉瘤の手術の目的は皮膚表面に見える角栓と言う黒い点のような部分を含め袋をとり出すことにあります。局所麻酔をして取り出しますが、当院では形成外科の専門医も持っている院長が術後生じうるトラブルを回避し、より小さな傷で再発をしないよう仕上がりを重視します。
手術は希望すれば当日施行可能です。
●日帰りホクロ手術
ホクロはやはり悪性との鑑別が重要です。問題ないものでしたら当日手術も可能ですが、少しでも悪性を考える場合は皮膚生検といい皮膚の一部をとる検査をすすめます。ホクロは粉瘤の手術とは違い病理診断も重要です。視診と病理の結果を総合判断したものが最終的な診断となります。当院の病理診断は皮膚疾患、皮膚専門の病理に精通した医師のみに診断して貰っていますので精度の高い診断が可能です。
手術は局所麻酔をしてからになりますので手術中痛みを感じることは有りません。術後の傷がそれぞれのホクロの場所になじみ易いよう工夫して行います。
手術は希望すれば当日施行可能です。